カナダの物価が高いと聞きましたが実際日本よりどのくらい高いのですか?
長年カナダに住んでいる私自身も、年々上がるカナダの物価を実感している一人。
特に高いと感じるのが家と食費です。
今回は実際にカナダの物価がいかに高いのか日本と比較しながらご紹介していきます。
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カナダの物価はどのくらい高い?
現在カナダの物価は一言で言うと超高い!!
実際にExpatistanによるとカナダは日本よりも生活費が32パーセント高いと発表しています。
では特にどんなところが物価高と言われているのか見ていきましょう。
カナダの家賃
カナダは家賃が”超”高いと聞きましたが本当ですか?
カナダで一番私自身が高すぎると感じるのはやはり「家」!!
地域によってもちろん家賃も変わってきますが、日本人に人気のトロントとバンクーバーのはこんな感じ。
1ベッドルーム | 2ベッドルーム | |
トロント | $2,620 | $3,413 |
バンクーバー | $2,988 | $3,879 |
2024年現在は、1カナダドル=115円
つまりトロントの1ベッドルームを日本円にすると約29万円!!
1ベッドで約29万するなんていかにカナダが高いかわかりますね・・・。
なぜこんなに家賃が高いの?
それはカナダは多くの移民を受け入れているので年々人口が増えているから。
特にトロントやバンクーバーは新しく来る移民の人達にとって働き口が多い為にどうしても人気の街。
つまり住みたい人に対して家の数が足りていないので、どんどん家賃が上昇しているというのが一因のようです。
あとはローンを組む際の金利が2022年~2023年で急激に上がり、家を貸しているオーナーさん自身もローンを多く払う必要がある。
その結果家賃が上がっているのもあるようです。
↓この図で金利のグイーンという上がりようがわかりますね・・。
引用:https://jp.tradingeconomics.com/canada/interest-rate
2024年の終盤でようやく金利も下がってきましたが・・・まだ以前よりは高い。
ちなみに今、トロントやバンクーバーで一軒家を買おうと思うと2億以上はします←しかもボロボロの家で
これから新しくカナダ移住を目指している人は特に家賃と相談しながらの地域選びが大事ですね。
例えばカナダの中でもカルガリーやケベック、エドモントンだと都市でありながら家賃もここまで高くないです。
カナダ1カ月の生活費
Expatistanによるとカナダの1カ月の生活費は
- 独身(1人)で$3,745(=約40万円)
- 家族(4人)で$6,821(=約72万円)
と言われています。
もちろん同じカナダでも地域によって差はかなりありますが、日本人が多く住む町であるトロント、バンクーバーはこんな感じ。
カナダは高い!!って印象しかもはやないですね(笑)
カナダの平均年収は約590万ですが、ほとんどの家庭が共働きなのでそう考えると世帯収入は1000万円ちょっとという感じ。(2024年現在)
生活費の大部分はやはり家のローンや家賃という人が多く、その次に食費も高くて負担に思っている家庭が多いようです。
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カナダと日本の物価を比較
では実際に日本と比べてどのくらいカナダの物価は高いのか、まずはまとめて表にしてみました。
カナダ | 日本 | |
1ヵ月の家賃/85平米 (高いエリア) | $3,879 (約41万円) | 約30万円 |
1ヵ月の家賃/85平米 (普通~安めのエリア) | $2,214 (約24万円) | 約10万円 |
ハウスキーパー/1時間 (掃除など) | $29 (約3,143円) | 約1,145円 |
2人で外食 (少しオシャレなお店) | $117 (約13,000円) | 約9,000円 |
2人で外食 (普通のお店) | $67 (約7,000円) | 約4,300円 |
カクテル/1杯 (ダウンタウン) | $15 (約1,700円) | 約900円 |
タバコ | $17 (約1,800円) | 約590円 |
ジム/1ヵ月 | $67 (約7,200円) | 約9,000円 |
この表を見て分かる通り、カナダは日本に比べて「家」と「食費」が高い事が分かります。
ちなみに携帯代や電気代は家にもよりますが日本とそんなに変わらない印象。
カナダは医療費が無料なので、そこは家庭の負担にならずに有難く感じます◎
ではここから更に詳しく見ていきましょう。
家賃
先ほどトロントやバンクーバーの家賃がいかに高いのかお話しました。
ここではカナダで一番家賃の高いバンクーバーと、日本で一番家賃の高い東京で比べてみました。
1ベッド | 2ベッド | |
バンクーバー | $2,988(約32万円) | $3,879(約41万円) |
東京都心 | 約15~20万円 | 約20~25万円 |
東京都心部の家賃の平均よりもバンクーバーの方が断然高い事がわかります。
東京は何でもある便利な街ですが、一方のバンクーバーは東京ほどの派手さは全くありません。
つまり、私は正直このカナダの家賃の高さは異常だと思っています…
それでもバンクーバーの方が家賃が高いのに移住者がどんどん増えているということは、魅力的な街だとも言えますね。
外食編
家の次にお金がかかるのが食費。
特に外食費は本当に高くなったと実感しています。実際にカナダと日本の外食をした際の値段を比較してみます。
日本 | カナダ | |
マクドナルド (ビックマックセット) | 750円 | $13.59 (約1,400円) |
ラーメン屋 | 約850円~ | $15 (約1,620円) |
ランチスペシャル | 1,000円前後 | $20 (約2,160円) |
これを見るとカナダの外食の高さが分かりますね。
しかもカナダはレストランで食事をすると合計金額の15%~20%チップを払います。これが高い。。。
そしてさらに13%前後の税金もかかるので、食べた料理や飲み物の値段プラス30%ほどの合計金額になるということ!!
なのでランチにちょろっとラーメン食べに行って1人2,000円くらいかかるのがカナダの外食のリアルです。
あまりにも高すぎて外食する人が年々減ってるらしい。
(私も外食の回数がかなり減りました・・・。)
外食はしたいけど少しでもお金を抑えたい人はチップを払わなくて良いフードコートやフードトラックなどがおすすめ!
ホテル・滞在費
カナダのホテルは地域によって値段はまちまち。
しかし「安全」「清潔」「便利なエリア」の全てが揃っているホテルだと日本の同じ条件のホテルの2倍以上の宿泊費はします。
上の3つの条件のホテルを考えるとダウンタウン近郊はやはり一泊2、3万以上はすると思います。
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子供の習い事
最後に子供の習い事を比較してみましょう。
習い事は例えばピアノやサッカー、体操教室など個人や会社が経営している習い事に関しては日本とカナダの値段はほとんど変わりません。
しかしカナダには市が運営する習い事プログラムがあり、それで習い事をすると超お得!!
- プール⇒週1回2カ月で約4,000円
- 体操教室⇒週1回2カ月で約4,000円
などなど。
カナダと日本の習い事の最大の違いは『始める時』だと思います。
日本はプールや体操教室など習い事を始めるのに初期費用を払う事が多くないですか?
それに比べてカナダは初期費用がかかる習い事は少ないので、月額費だけで始めやすいのが大きな特徴。
他にも (話が少し脱線しますが) カナダは子供に対しての「子供手当」が手厚いです。
なので子供に対してはお金を惜しまないところはカナダの魅力ですね!
これで物価も下がればいう事なしなんですが・・・
カナダの高い物価まとめ
今回はカナダと日本の物価を比較してみました。
やはり日本よりもカナダの方が物価が高い事が分かったと思います。
そしてカナダの中でも一番高い場所はバンクーバーという結果になりました。
コロナの影響や世界情勢など様々な要因はありますが、逆にこんなに世界中の物価が高騰している中でも日本はほぼ変わらないという事に今回記事を書きながら驚きました。
もし今後カナダへの留学や移民を考えている人で、この記事を読んで
カナダでも都会に行きたいのに高すぎて不安
という方には、カナダの中都市の地域を考えてみるのも良いと思います。
カナダには他にもたくさんの素敵な都市があり、トロントやバンクーバーと比べて断然安く心地よく住める場所も多いのです。
逆に言えばトロントやバンクーバー以外のカナダの都市は日本と同じくらいかそれより安い生活費で住めます。
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